ハードディスクは消耗品であり、一定の寿命がありますので長年使った場合は新しいハードディスクに交換や、データを定期的にバックアップなどの管理が必要です。
起動時間が非常に遅くなってきたり、使用途中フリーズしたり、ブルースクリーンや再起動されたりするとハードディスクの異常を疑う必要があります。
データが突然消えてしまった、データにアクセス出来ない、パソコンが起動しない、ハードディスクが認識しないなどのデータトラブルが発生した時、最初のチェックポイントです。大切なデータを復旧するためには障害内容を正確に把握し慎重な対応が必要です。
ハードディスクに接続された電源コネクター(connector)の真ん中2つの ピンは Groundで、両方端二つのピンは + 5V DC + 12V DCです。 Power lineの線の中で黒色線が Ground、赤色線が +5V、黄色い線が +12V です。
電源供給はSpindle Motorが回転するかしないかによって分かります。回転すれば電源供給は問題がないのです。
正しいやり方で接続しなおします。
ドライブの使用目的によって設定方法が違います。ドライブ間互換性も考慮しなければなりません。
Auto Detection 機能がある場合電源が入った後、Auto Detect 機能でハードディスクの認識可否を確認します。
Auto Detectの異常がない場合、ハードディスクの初期化を異常なしで終わらせたことでHardwareに異常はないと判断できます。
ハードディスクが認識できない場合( Auto Detectができない場合)は下記の 5番以下の点検を行います。認識できた場合は、それぞれの方法で Partition、Format、Surface Analysis、NDD を点検し、ハードディスク状態をチェックします。
Spindle Motorの回転は、電源を入れた後DriveのTop Cover面を手で触ってみたり、見たりすれば回転震動と音を感知することができます。
Spindle Motorが回転しない、回転を始めたが正常速度に逹することができない、速度がup downを繰り返すのであれば問題があります。
スピンドルモーターが回転しない時は電源供給が出来ない、Board(PCB) 不良、スピンドルモーター自体の不良、Stiction(ヘッドとディスクがお互いにくっ付いている現象) などの場合です。また、電源を入れた時にスピンドルモーターが回転を始めながら金属が引っ掻かれる音がすれば、ディスク面が傷付けられていたり、ヘッドスライダー(Head Slider)が折れている可能性があります。
Spindle Motorは正常に回っているが、ものを叩く音がする、回転と停止を繰り返すときSpindle機能はほとんど異常がない状態です。
ディスクに記録された必要な情報を読み取りできなくて、繰り返しその情報を読み取りするためにリトライ(Retry)する過程で生ずる現象で、よく"Not Ready" と言います。
Spindle Speedが本軌道に逹すれば(古い Driveは 6-15秒、最近のdriveは 2-6秒程度必要となります。) Diskの内側(Landing zone)から外側(DATA zone)に動いて、いくつかの地点を移動し初期化をします。
初期化まで正常に作動すれば PCBと Systemとの communicationそして、不良セクタ(Bad Sector)を除いては、ほとんど故障はありません。
ハードディスク点検用ソフトウエアがない場合はパーティションとフォーマットなどでディスクの表面状態を点検します。
* Partition => Fdisk.exe
* Format => Format c:/s/v
* ScanDisk , NDD など
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