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ハードディスクの作動原理

 

ハードディスク作動原理

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ハードディスク作動原理

ハードディスク作動原理

データが記録される円盤型の金属板をフラッター(Platter)と呼びます。
このようなフラッターはフロッピーディスクと比べることができない位に多くの情報が記録されます。一枚のフラッターは表面と裏面で構成されていて、両面にデータを記録することができます。すなわち一枚のフラッターで構成された80GB ハードディスクドライブにフラッターは表面に40GB裏面に40GBが保存されるのです。
*フラッター(Platter)上にキズなど、肉眼で確認できるほどの物理的な損傷が生じた場合データ復旧はほぼ不可能です。

大容量のハードディスクはこのようなフラッターを複数枚重ねて容量をふやします。このようなフラッターの情報はハードディスクのヘッド(Head)によって読み書きが行われます。一枚のフラッターは二つの面を持っているので一枚のフラッターに二つのヘッドが使われるのです。しかし、ヘッドはディスク全体を一度で読むことは出来ませんので、高速で回転するフラッターで特定のデータを読むためにはヘッドがディスクを検索(Seek)しなければなりません。

このように磁気ヘッドが、ハード・ディスクの円盤上の目的位置へ移動するまでの時間をVークタイム(Seek Time)と呼びます。 ハード・ディスクの読み書き速度を計る数値として用いられています。ハードディスクの性能を現わすものとしては、データ送信力(Data Transfer Rate)とシークタイムがあります。特にシークタイムはハードディスクの性能だけではなくコンピューターシステムの全体的な体感性能を左右する重要な要因となります。

10,000rpmで作動する高性能のSCSIハードディスクドライブが高価であることは、一般的に使われるIDE ディスクと比べてデータ送信力が優れているからではありません。現在発売されているIDE ハードディスクドライブのデータ送信力は、高価なSCSI ディスクと比べても、決して劣らない。 一部製品はもっとすぐれた性能を持つものもあります。しかし、IDE ディスクが決して追い付くことができないのが高速で作動するSCSI ハードディスクドライブのシークタイムなのです。 高価のSCSI ハードディスクを必要とする最大の理由でもあります。

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