DRTCのデータ復旧サービスに関する利用規約

1. DRTC（データ復旧テクニカルセンター、以下「DRTC」）はトラブルが発生したデジタルデータ保存媒体(以下「メディア」)を受付、復旧されたデータの納品までの全過程を「データ復旧サービス」(以下「本サービス」)と言います。
2. 当社が実施するサービスは、記録媒体に含まれるデータをファイル形式にて回収するサービスであり、当社は下記の項目については行なわないものとします。
   (ア) 製品の不具合に至る原因等の調査およびデータの解析行為。
   (イ) お預かりしたメディアを正常な状態で動作が可能な状態に修理する修理行為。
   但し、データ復旧のために障害メディアの修理であって、（イ）に該当しない行為は必要に応じて行なうことがあります。

1. 復旧対象は、メディアに存在する復旧可能なデータの全てをデータ復旧作業の対象とします。
2. DRTCは、復旧データについてファイルの整合性を保証いたしません。

1. 本サービスはDRTCとお客様間の全ての個別契約に適用され、個別契約の内容が優先されます。
2. お客様から当該メディアがDRTCに到着した時点で、初期診断に関する契約が成立するものとします。
3. DRTCによる初期診断の実施後、お客様からDRTCへ復旧依頼の意思表示がなされた時点で、データ復旧作業に関する個別契約が成立するものとします。

1. ハードディスク　：　市販のコンピュータシステムのHDD、RAID構成のHDDなど。
2. ハードディスク以外のデジタルデータ保存メディア ：　USBメモリー、SDカード、CFカード、MOディスク、CD、DVDなど
3. データベース ：　MS SQL、MY SQL、Oracleのデータベース、メールの復旧
   ＊本サービスはMicrosoft WindowsおよびLinuxのオペレーティング・システム、Mac　OSなど、現在主に使われているほとんどのOS、ファイルシステム（FAT、HFSなど）、インターフェイス（IDE、SATA, SCSIなど）を対象とします。

1. データ復旧費用算定の基準は復旧作業の内容（論理的障害・物理的障害）とメディア、データの損傷程度によって決められます。
2. 初期診断から算定された復旧作業の費用は（復旧作業が成功した場合に発生）追加されることはありません。
3. 作業途中でのキャンセルはいつでも可能です。その場合費用はかかりません。
4. 個人のお客様の場合、復旧されたデータの納品前に決済の確認が必要です。

1. 原則として、復旧不可、キャンセルの場合、お預かりしたシステム一式の送付・返送についての費用はお客様にご負担していただきます。
2. データ復旧の実施、非実施を問わず、メディアおよびお預かりした装置の返却は現状のまま行います。
3. メディアをお預かりした日より90日以上経過し、かつ、当社またはお客様のやむを得ない事情により復旧作業が完了していない場合、当社からお客様へ事前の通知を行ない、復旧作業を辞退させていただきます。当社から辞退通知がなされた後、お客様から何等かのご連絡が無い場合、お預りメディアをご返却または破棄させていただきます。

1. DRTCは、復旧データをお客様へ納品後7日間、復旧データのバックアップデータを保管いたします。納品完了日より7日後にバックアップデータは完全抹消いたします。
2. DRTCは、メディアに含まれるデータおよび復旧データを機密情報として保持し、第三者に開示または漏洩いたしません。また、当社は、メディアおよびそれに含まれるデータについて、本サービス以外の目的で使用いたしません。
3. 当社は、お客様の個人情報およびお客様からお預かりする個人情報を、本サービスの実施に付随する作業およびお客様へのご連絡等関連する業務のみに利用し、それ以外の目的に利用いたしません。
4. 障害の発生したメディアに対して基本的には返却しますが、ご希望の場合データ破壊サービスで処分いたします。DRTCのデータ破壊サービスはDRTCでサービスを依頼されたお客様には無料で行います。
5. DRTCが取得する個人情報は、全て「申込者または本人の意思」によってご提供いただくものです。必要な項目をいただけない場合、各サービス等が適切な状態で提供できない場合がございます。お客様の個人情報およびお客様からお預かりする個人情報は、JISQ15001を遵守し適切にお取り扱いいたします。
6. お客様ご本人の個人情報については、法令に基づいて開示、訂正、削除をご請求頂けます。その際は以下の個人情報お問合せ窓口までご連絡ください。
   【 個人情報お問い合せ窓口 】　
   電話　：　03-6411-1791　　　E-mail ： data@hdd-data.jp
   【 個人情報保護に対する基本方針 】
   ［　http://hdd-data.jp/data-recovery-services/enterprise-securitypolicy.html　］

1. DRTCの過失により、お客様のデータが漏洩され損害を被った場合、当社がその賠償責任を負うものとします。ただし、賠償額の総計は、お申込者が本サービスのために支払った金額を限度とします。

1. お客様は、DRTCが復旧の可否を判断するため障害メディアの分解調査を行なうことがあることに事前に同意していただきます。また、結果、障害メディアがメーカー保証の対象外となる場合があっても、DRTCは一切責任を負いません。
2. ＯＳおよびアプリケーションについては、お預かりした元の状態に拘らず、動作に関する責任を負いません。
3. 運送業者によるメディア (およびその中のデータ) の紛失または損傷に関して、DRTCは一切責任を負いません。
4. DRTCは、動作が正常な本製品であっても復活過程を経ることにより何らかの瑕疵が生じた場合でも、一切の責任を負いません。
5. メディアをお預かりした日より90日以上経過し、お申込み頂いたお名前、電子メール、電話番号などで連絡が取れない場合は、お預かりしたメディアおよび装置一式の所有権を放棄したものとみなし、DRTCでは一切の責任を負いません。

お申込者について、次の各号に該当する事由が一つでも発生した場合、DRTC社は、何らの通知または催告なく、本契約を解除することができます。

1. 監督官庁より営業停止処分または営業免許もしくは営業登録の取消処分を受けた場合
2. その財産について仮差押え、仮処分、差押え、強制執行、担保権の実行としての競売等の申立て、または破産、民事再生、会社更生につき、手続開始の申立てがあったとき、もしくは清算手続に入った場合
3. 重大な過失または背信行為があった場合
4. 手形もしくは小切手の不渡り処分を受けたとき、または銀行取引停止処分を受けたとき
5. 支払停止または支払不能の事由が生じた場合
6. 天災地変などで業務遂行が不可能な場合