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ウェアレベリング (wear levelling)とは、コンピュータの記憶媒体に用いられる技術の一つ。書き換えることができる回数が限られている媒体において、その使用寿命を延ばすための手法。
コンピュータの記憶媒体には、保持データを書き換えると少しずつ劣化してゆくというものがいくつかある。電源を切っても内容が保持される媒体においてそれは顕著で、CD-RW、DVD-RW、フラッシュメモリなど、書き換え可能回数が数百から数千回程度のものが近年では多用されてきている。
一般的に、これらの記憶媒体の書き換え限度回数は、媒体全体に対しての回数ではなく、記憶素子一つに対しての回数である。このことより、書き換えが一つの素子に集中せず、一個の媒体中の各素子にできるだけ均等に分散するように制御ができれば、媒体全体としての書き換え限度回数は飛躍的に向上する事になる。
この、データの書き換えを媒体中の記憶素子にできるだけ均等に分散させる技術の事を、ウェアレベリングと呼ぶ。ウェアレベリングの技術を用いる事により、媒体としての書き換え限度回数は各素子の書き換え限度回数の数百から数千倍になる。