シリアルATA(SATA:Serial Advanced Technology Attachment、しりあるえーてぃーえー、さた)とは、コンピュータにハードディスクや光学ドライブを接続する為のインターフェース規格。
旧規格であるATA(パラレルATA)の持つ、パラレル転送方式のインターフェイスでの転送速度向上が技術的に困難になってきた為、更なる転送速度向上が可能な規格として誕生。なお、当初はUltra SATA/150として最初の規格が発表された。
シリアルATA ワーキング・グループが2000年2月に発足。2000年11月にシリアルATA 1.0が発表された。この時に、2007年頃(シリアルATA 3)までの大まかな開発予定も示された。
シリアルATA 2 ワーキング・グループの発足は2002年2月。後にSATA-IO(Serial ATA International Organization) へと改名。
シリアルATA 2という表記は当初、商品性能表記での混乱などもあり、特定の機能であるNCQや転送速度300MBytes/secを表す名前だという誤解があった。正しくはシリアルATA 2 ワーキング・グループが策定した(策定を目指す)規格全体の総称と考えるべきものである。2005年にはこのような誤解を避けるため、SATA1とSATA2を単一規格にまとめたSerial ATA2.5が発表された。 発売当初は形状の規格が混乱した状態にあった。その為当初市場に出回った非常に「抜け易い形状」のシリアルATAケーブルやコネクタが混在する点には注意が必要である。
2008年時点において、パラレルATAに代わって主流となっている記録ドライブの接続インターフェース規格である