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Mac OS X(マック オーエス テン)

アップルのMacintoshコンピュータ用の現行オペレーティングシステム (OS) である。バージョン9まで続いたそれまでのMac OSの後継として、BSD UNIXベースで新たに作られた。名称はローマ数字のX(テン)が付けられ、2001年に最初の製品版が発売された。「v10.5 Leopard」でUNIXとしての認証を受けた。

Mac OS Xは、NeXTソフトウェアのOPENSTEPの技術をベースに開発された、Macintosh専用OSである。オープンソースOS「Darwin」をベースとし、POSIXに準拠したUNIX互換仕様になっている。

旧来のMac OSに比べて非常に安定しており、オープンな標準規格の採用を基本としている。Aquaと呼ばれる独自の美しいユーザインタフェースのウィンドウシステムを採用し、Mac OSの特徴である直感的かつ柔軟な操作を実現している。開かれているオープンソースの強みと、Macintoshが初めから持っていた「閉じていること」(ハードウェアとの密接な統合、情報の非公開)の強みを併せ持ち、一貫したデザインと操作方法が統一された「GUI」と、UNIXの利便性と堅固さが共存しているところに他のUnix系OSとは異なる特徴がある。

UNIXベースとなり、比較的容易な移植でBSDやLinuxなど他のUNIX系OSで開発されたソフトウェア資産を、MacのAquaインタフェース上で使うことができるようになった。Aquaとの統一感のある外観を持つApple社製のX Window System「X11」をOSインストール時に選択して導入できる(10.5からはX11が標準でインストールされる)。X11がAqua上で動作することにより、X11上の操作が必ずAquaを経由することとなり、互換性のないアプリケーション間のコピーアンドペーストのような純粋なX11ではサポートされていない動作が可能となっている。

Mac OS X v10.4 まではClassic環境と呼ばれるMac OS互換機能を持っている。Mac OS 9.2.2対応ソフトウェアをそのまま使うための互換性を確保しており、Aquaインタフェースの中に旧バージョンのプラチナアピアランスで動作した。旧来のアプリケーションの多くをMac OS X上で動作させることができ互換性は高いが、完全な互換性があるわけではなく、オーディオ関係のアプリケーションなど特にリアルタイム性が求められるものについては、メーカがサポートしていない場合がある。Classic環境を動作させるにはハードディスク上のいずれかのパーティションにMac OS 9.2.2がインストールされている必要がある。なお、Mac OS X v10.5およびインテル版のMac OS X v10.4からこの機能はなくなった。

付属アプリケーションが充実しており、日本語フォントとしてヒラギノフォントが3種6書体付属している。またMac OS X v10.5には、小学館の国語および英和・和英辞典が標準で付属している[2]。OS Xそのものの機能ではないが、標準でインストールされるオープンソースソフト「Samba」の機能で、Windowsネットワーク環境でのファイル共有やドメイン参加など、Windows機との共存が可能となっている(以前はサードパーティー製ソフトが必要であった)。

2005年のWWDCでPowerPCに代わりインテル製CPUの採用が発表されたが、Mac OS Xは開発当初よりCPUに依存しない抽象化を示すためにx86版との並行開発をしており、すべてのバージョンのMac OS Xでインテル版が存在していたという。これは、Mac OS Xの前身であるRhapsodyが当初よりPowerPC版とインテル製CPU版が計画されており、BlueBox(Classic環境の前身)は、PowerPC版でしか採用しないと発表しており、8年かけて計画を完遂させたと言えなくもない。


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