SNIA(Storage Networking Industry Association)はフラッシュ・メモリーをデータ格納用に使うSSD(Solid State Drive)の普及に取り組む下部組織「Solid State Storage Initiative(SSSI)」を新たに結成したと発表した。
SSDの高速化と低価格化を受けて、データストレージ業界は企業ITにSSDの技術的メリットを知らしめ、SSD製品の市場を拡大させることが狙いである。また、SSDに関する標準化作成とその採用を最終目的としている。
(注)SNIA:ストレージ業界400社と7000人のメンバーを有するグループ
Secretary of the SNIA board of directorsであるPhil Mills氏は
「現在使用されているHDDとSSDの性能を比較すると、SSDはストレージの風景を一変させるものとなろう。ハードディスクをベースとしたHDD技術では、最高速のプロセサー性能に対して記録再生のスピードについて遅れ時間があり、常に妥協が必要であった。SSDは高速であり信頼性が高い。また可動部分がなく消費電力も少ない。しかしながら欠点はHDDより高価であること」と述べている。
本イニシアティブにはAdtron、BitMicro Networks、Dell、EMC、Emulex、Fusion-io、Fujitsu Computer Systems、Hitachi Data Systems、Hewlett-Packard、IBM、LSI 、Marvell Technology Group、Microsoft、NetApp、QLogic、SanDisk、Seagate Technology 、Sun Microsystems、 Texas Memory Systemsなど約29社が参加している。
また、Mills氏は
「SSDの使用量は増えてもすぐHDDがなくなることはない。SSDは高価格に見合ったメリットのある高性能システムに食い込むであろう」とも述べている。
参照サイト
IDEMA www.idema.gr.jp