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デル（DELL)株式会社（本社：川崎市幸区、代表取締役社長：ジム・メリット）は、PCのディスクイメージ作成や管理に関わる作業を大幅に削減するオンラインツール「ImageDirect（イメージダイレクト）」の提供を開始することを発表しました。これにより、お客様のPC導入のシンプル化を促進する。

一般的に法人向けPCでは、その導入時に、OSやソフトウェア、各種設定などを企業内で統一するため、企業のシステム担当者などがマスターとなるディスクイメージを作成する。その後、このディスクイメージをPCにコピーする作業が行なわれ、企業内エンドユーザに配布される。

デルでは従来、このようなPC導入時にかかる時間やコストを最低限に抑えるため、お客様が作成したディスクイメージを、システムインテグレータなどを介さずにデルの工場でインストールするサービス「CFI（カスタム・ファクトリー・インテグレーション）」の提供を行ってきましたが、さらにサービスの利便性や機能を向上させるため、お客様がオンラインでディスクイメージをデルの工場へ直送できるオンラインツールであるImageDirectを開発した。同ツールによりお客様は、PC導入時にかかる作業・時間・コストの大幅な削減を実現できると同時に、ディスクイメージの管理をシンプル化することができます。なおImageDirectは、CFIサービスを購入されるお客様には、無償で利用可能です。

※ImageDirectの機能は現在特許出願中。＜ImageDirectの特長＞

これまでのディスクイメージは、お客様側の環境下で、導入予定PCと同じ構成のPCを用いて作成され、お客様はPC本体をデルへ発送するか、あるいはディスクイメージをメディアなどに保存して発送する必要があった。一方、ImageDirectを利用すれば、デルWEBサイト内のImageDirect専用サイトにアクセスし、ガイドに従って必要なコンポーネントを選択するだけで、当社サーバ内にディスクイメージを作成することや、お客様が作成されたイメージをインポートすることができる。同サイトにアクセスするPCはデル製品以外でも可能で、お客様はマスターイメージ用PCの準備時間の短縮や、PCの発送作業をなくすことができる。

ImageDirectでは、１つのディスクイメージを作成すれば、デルの法人向けPCであるOptiPlexTM 、LatitudeTM  、PrecisionTM などの複数機種へ適用することが可能。以前は、導入する機種に合わせて、それぞれのディスクイメージを作成する必要があったが、ImageDirectを利用すれば、単一のイメージで対応可能になる。また１つの親イメージを基に、バリエーションを加えた複数の子イメージを作成することも可能。一般的に企業では、部署や業務内容によってノートパソコンとデスクトップを使い分けたり、設定を変えることが多いため、柔軟な機能をもつImageDirectはPC導入のシンプル化に大変有効なツールとなる。

ImageDirectで作成されたディスクイメージは、PC製造過程でハードディスクにコピーされ、PCのハードディスク構成に応じて最新のドライバがインストールされる。そのため、お客様はハード構成の変更によるディスクイメージの再作成を行なう必要がなくなる。また、PCが新機種に変更された場合でも、ディスクイメージの再作成を行うことなく、最少の作業で移行ができる。さらに、頻繁にアップデートされるOSのセキュリティパッチの適用に関しても同様に負担が削減され、システム管理のシンプル化が可能となる。ディスクイメージ転送時のデータは、マイクロソフト・バックグラウンドインテリジェント転送サービス（BITS）により暗号化されるため、高いセキュリティが確保される。

参照サイトト
デル、企業のPC導入時の負担を削減するオンラインツール,ImageDirectの提供を開始(DELL 2008/10/15)