「データを誤って削除してしまった」というお問い合わせと同様に、
「誤ってフォーマットしてしまった。」
というお問い合わせをよく頂きます。
特に、デジタルカメラ上で間違えて行ってしまったというお問い合わせが多いですね。
旅行や、イベントなどの大切な思い出。 またお仕事の写真などもあると思いますので、
(まだ使い慣れてないカメラの場合は特に)操作に気をつけてください。
もし誤ってフォーマットしてしまった場合
フォーマットとは
記録メディアをコンピュータ等の機器で利用可能とするための初期化の形式のことをいい
電子媒体に、ファイル等のデータを記録するためには、「ファイルシステムの識別子」や「パーティション情報」、「ディレクトリやファイルの名前や構成情報」などの初期値を記録する必要があります。
フォーマットを行うと、記憶メディアが初期化されますが、
実は、「フォーマット」には、論理フォーマットと物理フォーマットの2種類あります。
・論理フォーマット
記憶媒体上に、パーティションやファイルシステムのために必要なデータを書き込む
・物理フォーマット
ローレベルフォーマット(low-level format)とも言う。(書き込み可能な)記録媒体のデジタル信号列を、記憶装置で読み書き(認識)可能な状態に初期化する
簡単にいうと、
・論理フォーマット
全てのデータを削除 必要なデータを書き込む。
・物理フォーマット
工場出荷時と同じような状態にする。
となりまして、フォーマットと言うと通常、論理フォーマットを指す事が多いです。
論理フォーマットしてしまった場合、
以前のブログで紹介した、データの削除+そのデータを保存という形になりますので
DRTCにお持込み、もしくはお送り頂ければ、
復旧出来る可能性は高いです。
物理フォーマットはあまり使われることが無いのですが、
一部デジタルカメラ上でのフォーマット等では、セキュリティ等の為か、物理フォーマットを行うものもあります。
物理フォーマットを行った場合、データを復旧することは出来ません。
もし、デジタルカメラ上で誤ってフォーマットを行ってしまった場合、
物理フォーマットされているか、論理フォーマットされているかを無料で診断致しますので、お気軽にご相談ください。
ちなみに、
もし、(デジカメを貸すなどで)データを完全に削除したい場合は、
データ削除後に、適当な写真(壁を撮り続ける等)で記憶メディアの容量を埋めてしまえば、データを復旧出来なくなります。
データを削除→すべて上書き という形ですね。