初めまして。
データ復旧テクニカルセンター(DRTC)の西村と申します。
前職は、まったく違う業界で働かせて頂いておりまして、縁あってDRTCに入社したのですが、
実は、DRTCに入社する前は、データ復旧という、サービスがあることも知りませんでした。
現在は、主に電話応対 受付をやらせて頂いておりまして、
まだまだ至らない点等
多々ございますが、精一杯精進してまいりますので、
どうぞよろしくお願い致します。
DRTCブログでは、私の勉強も含め、お客様に少しでもデータ復旧という事業を身近に感じて頂くことを目標に、データ復旧についてや、PCの基礎知識、PCの管理方法などを書いていこうと思います。
消したデータは残っている!?
お客様からのお問い合わせで、
「データを削除してしまった。」 「データをゴミ箱に入れて空にしてしまった。」のですが復旧出来ますか?
というご質問をよく頂きます。
回答としては、
「復旧出来る可能性はあります。」 「上書きされていなければ、ほぼ確実に復旧が出来ます。」
とお答えしているのですが、
皆様は、
「メディア上で消したデータはHDDの中に残っている。」
ということは、ご存じでしたでしょうか?
実は、私はこの会社に入社するまで、
ゴミ箱を空にしたら完全に消えてしまうもの
だと思っていました。
消したデータが復旧出来るワケ
データの保存・削除について
データの保存
・データを保存すると、データはセーブ領域の中のどこかに保存されます。
・そのデータには、インデックス(目次)がついている為、他に何かデータを保存した際には、そのインデックスを避け、違う場所に保存を行います。
データの削除
・データの削除を行う(ゴミ箱を空にするなど)と、インデックスが消されます。
・インデックスが無い場所は、セーブ可能領域になりますので、使用容量は削除を行った分減少します。
つまり、データの削除を行うということは、
データ自体を削除するということではなく、インデックスを消す行為ということになります。
もし、間違ってデータを削除してしまい
それが重要なデータだった場合、
その後、データを保存しないように注意してください。
というのも、
データを削除してしまった時点では、
インデックスが消えるだけで、データの中身は残っていますが、
その後、何か保存をされた場合、
消してしまったデータには、インデックスがついていない為、
その場所に保存してしまう可能性があります。
これを
上書きといいまして、
完全に上書きされてしまいますと、復旧は出来なくなります。
誤ってデータを削除してしまった場合
データ復旧テクニカルセンターでは、専用のツールを使用し、インデックスを復元することが出来ます。
※復旧ソフトなどを使う場合には、ソフト使用により(上書き等がされ)復旧出来なくなってしまう可能性がございますので、ご注意ください。
費用は、成功報酬制で
USBメモリ、SDカードは18000円の固定料金 ハードディスクの場合は、25000~55000円となります。
復旧業界の中では、リーズナブルな価格設定にさせて頂いてはいるのですが、
やはり、「こまめにバックアップを取る」、「削除は慎重に行う」のが一番重要だと思います。
私も、
その時は、「いらない」 と思い削除したものの
あとから、
「やっぱり消さなければよかった;;」
と後悔することがしばしば
データの削除は慎重に・・・